レイテンシの単位は時間であるため、他の時間を単位とするメトリックと数値的に比較できる。 したがって、比較するための基準として、代表的なレイテンシのスケール感を覚えておくと役に立つ。
- CPU cycle は 3.3 GHz プロセッサがベース
- Latency は実際の値、Scaled は計算機にとっての基本単位である CPU cycle を人間の基本単位である 1s としたときの比
「引用: Systems Performance 2.3.2 Time Scales Table 2.2」
- CPU cycle は光が 0.5 m 進む時間
- モダンなCPUなら、同時に 5 CPU cycles 程度実行できるかもしれない
- CPUキャッシュにヒットすれば1分以内でアクセスできる
- メインメモリまでは 6 min かかる
- SSDアクセスはメモリとくらべて100~1000倍遅い
- ioDrive (20 μs)でも 100 倍は遅い
- HDDはSSDの100倍遅い

Systems Performance: Enterprise and the Cloud
- 作者: Brendan Gregg
- 出版社/メーカー: Prentice Hall
- 発売日: 2013/10/26
- メディア: ペーパーバック
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